今度は見失わないようにしなきゃ、
マジで置いていかれてしまう。
「帰り道わからへんもん、
ついていく」
「…それなら、駅まで送ってくから…」
「いや、一緒についていくっ」
思わず、アタシはそう答える。
なんだかんだ言っても結局、
一緒にいたんだろう、アタシ。
「なんで…」
「邪魔ならへんようにするからええやん」
そこまで言うアタシに伏見は何も答えず、
首を左右に振ってため息ついて応えた。
そして再び歩き出し、
今まで入っていた店とは違う雰囲気の店の中に入っていった。
彼が入っていった店にはロボットのようなものがたくさん置いてあり、
ガラスの中にディスプレイされていたり、
スペースのあるところではそのロボットが機械音を鳴らして
動いていたり。
テレビでこういうの、
見たことあるけど。
ロボット同士で戦わせるみたいな、
そんな感じのもの。
「伏見は、こういうんにも興味あんの?」
「…うん、まあ、
要は小さな部品を組み立てて動かすっていうのが好きなんや。
たとえば…、ホラ、これ見てみ?」

