なんだ、喜んで損した。
何も答えないアタシに伏見も
もう何も言わない。
「そしたら、
これ、伏見が持っといてや?」
そう言ってアタシは伏見に買い物メモを渡す。
「自分で持っといたらアタシがどうなってもええってことやろ?」
アタシは半分やけになって言った。
はいはい、そうですね。
アタシはついでだもんね。
伏見は何も言わず、
アタシが渡したメモを受け取りカバンに入れた。
自分の勘違いと暑さのせいでアタシもなんかちょっとイライラしてる?
そんな感じ。
もう今日はさっさと終わらせて帰るのがいい。
変にこじれてしまいそうだ。
「はよ、さっさと終わらせて帰ろ」
アタシはひとりごとのようにつぶやく。

