こっちむいて伏見!



「買うもん買われへんかったらオマエ、
責任取れるんか?」


彼は興奮してきたのか、
だんだんと声が怒ったようになる。


なによ、
なんだ。

様子が変って思ってたけど、
そうでもないじゃない。


やっぱり怒ってるじゃない。


いつまでも黙って聞いてた
なによ。


「そんな言い方…」


そこまで言ってアタシは言葉を止める。


あ…。

さっき、
なんかもついてきてるか確かめながら歩いて…
って言ってたのは。


あの急に何度も立ち止まり、
振り返ってた意味不明の行動は。



アタシがちゃんとついてきてるか、
どうかを確かめるため?



気にかけてくれてたのかな。


いや、でもそれって

結局は

メモをアタシが持ってるから…?