こっちむいて伏見!



アタシたち周りにいる人たちから、
どう見られてんのかな?


ともだち?
きょうだい?

恋人同士とか?

だったらちょっと嬉しい。


恋人同士って言葉にアタシの頭の中がふわふわになって浮かれてしまう。

えへへ。


そのとき
伏見とアタシの間をひとが何人が横切るように遮る。


「あ…」


一瞬で伏見の姿が見えなくなってしまった。


うわ、ヤバ。

それまで見えていた彼の背中が見えなくなった途端に、
不安になる。


どうしよう。


それよりも買い物メモはアタシが持ってるのに。

伏見ひとりじゃ何買っていいのかもわからないだろう。


これじゃ藤森先輩にも迷惑かけてしまう…。