こっちむいて伏見!


「……」


「……」


「…お…おい!」


急に彼が本の開いていたページをバタンと閉じて顔を上げる。


「なに?」


「そんなとこにおったら気が散る!」


「別に邪魔してへんやん?
それともアタシのこと意識してるから?」


「なっ…、
なんでオマエなんか…!」


怒った顔もステキだなあ。
っていうか。


なんか彼がアタシと話してるときって
怒ってるか、
困ってるかのどっちかしかないみたい。


うーん、
そんなにアタシって嫌われてるのかなぁ。

ちょっと不安になる。



でも。

でも。


もし本当にキライなら無視するはず。

きっとアタシのこと意識しているってこと。


それに好きな子もいないみたいだしね。
っていうか女に興味ないってところからなんだけど。


あ、じゃもしかしてアタシが彼の最初の彼女、とか?