その態度、
相変わらずだわ。
そして彼は立ち止まることなく、
自分の席へまっすぐと進む。
アタシは慌ててその後を追いかける。
「オマエで悪かったですね」
そう笑って言いながら彼の手元を見る。
なんだか難しそうな本?
「それ?何の本?」
伏見はカバンを下ろして席に着き、
一息ついて答えた。
「C言語の本」
「…なにそれ?」
「シロウトに説明してもわからへんわ」
へーそうですか。
ま、説明されたとしてもおっしゃるとおりわかんないだろうけどね。
「ふーん」
とりあえずそう答えながらアタシは彼の横のまだ空いていた席に着く。

