こっちむいて伏見!



少しの沈黙。


なんなのよ、これーっ。

いつものアタシじゃないって。

え?
アタシってこんなだっけ?



そして伏見は思い出したように立ち上がる。


「えっ!」


びっくりして思わず声がでる。



彼はアタシのカバンをベッドの下に置く。


「ここにカバン置いとくから…」


それから、
今度は自分のカバンの中に手を入れて何かを探し始めた。


なに、探してんだろ。


彼のそんな仕草を見ながら、
アタシは先輩が伏見が心配してくれたことを思い出した。


「あ、そうだ。
あの、アタシ、
こういうのようなるから。
だから気にせんといて」



「え?」


彼はアタシの言葉の意味が理解できなかったのか、
手を止めて聞きなおした。