こっちむいて伏見!


「伏見が…?」


アタシはその場面を想像しながら急に心臓がどきどきと鳴り始め、
また倒れそうになる。



「俺はその途中で会って、
一緒についてきただけ。
深草が具合悪かったのに気づかなくて悪いことした
って落ち込んでた、アイツ」



伏見が、
アタシを…。



「あの、それで伏見は…?」



「ああ、今、深草の荷物を取りに部室へ戻ってる。
もうこっちに来るんちゃうかな?」


ちょうどそのとき保健室のドアが開いて、
伏見がアタシのカバンを持って入ってきた。




「あ…、気ついたんか…」


伏見が気がついたアタシを見つけ、
そう言った。