こっちむいて伏見!


「2年生になって何かと忙しかったからなあ」


なんて何気なくマユコにいい訳してみる。


「は?忙しいって…?
ただオタク伏見の追っかけしてただけやんか」


「そんな言い方せんでもええやんか!」


「でもさ、アンタら似たもの同士ちゃう?ほら?」


そう言ってマユコは伏見のほうを指差す。



彼女の差した先を見ると、

そこには伏見もアタシと同じように何か、
落ち込んでいるのか、

机にうつぶしていた。


「テストの出来が悪かったんちゃうか?
ほな、仲良くやってー。
アタシ帰るわ」


そう言って彼女は床に置いていたカバンをまた肩にかけて
教室を出て行った。