「ちょっと!マリノ本気なん?」 「何が?」 「何が?って…。 あんな無愛想メガネのコンピュータオタク…」 友人の三条 マユコ(サンジョウ マユコ)は呆れながらアタシに聞いた。 4月、2時間目が終わった休み時間。 この時間帯が一番穏やかで気持ちいい。 なのにマユコは大げさに驚いた顔をして。 まあ、やっぱ素人にはわからないか。 彼こそ学校一のオトコマエと思うんだけど? メガネってもんが彼のために存在してるのかと思うほど。 この世でメガネが一番似合う、 メガネ男子!