『はいはい、みなさん揃ってますので、挨拶をしてくださいよ』

福子が若々しい声で、叫んだ。


そんなに広くもないロビーに20人集まっている。



部屋を見渡せば、大きなピンクの花瓶に綺麗なたくさんのお花、風景画がところどころに、飾ってある。



さすが伝統ある、さくら寮。



えっ何!?あれは…



公衆電話の前には、大きな絵。


福子の自画像だ。


細い〜細い〜


いったい、いくつの福子だぁ!?


やけに色っぽく書かれてるぞ。


毎日、ここを通るたびに、見なきゃあ、いけないのか!?



ぞぞぞぞぞぉ〜とするぅ。




あっ、自己紹介、忘れてた。