仕方なく、俺は送ることにした。 まぁ、別に10メートルだし…まあ、樹里の家は門から家までも長いんだけど…… でも、樹里も何も話さない。 この雰囲気、嫌だな… 「一樹…君?」 もう樹里の家の門を開けようとしていたときだった。 ばったり会ってしまった。 美保に。 私服姿の美保は可愛くて。 一気に顔が真っ赤になるのが分かった。 「おう…」