『おーいっ…一樹?』 あまりにも突然で、俺は樹里とどう喋っていたかも忘れてしまっていた。 「ご、ごめん…あまりにも、突然だったから………元気か?」 俺はこんなに緊張しているっていうのに、樹里は10年も会っていないことをまるで感じさせない喋りっぷりで。 『うん、すごい元気。ごめんね?勝手に番号聞いて電話しちゃった』 「いや…別にいいけど…母さんか?」