そして、すぐに家庭教師の日が来た。 樹里の風邪はすっかりよくなったと聞いた。 少し、いや、だいぶ俺は戸惑ってた。 「これ…どうすっかな…」 本をまだ返していなかったのだ。 まぁ、来てから返すか。 そう、思った俺は本をテーブルに置いた。