「ちょっと?一樹ー」


その2日後は樹里との勉強の日だった。

まだ来ていなかったので、その準備をしていると、母さんに呼ばれた。


「何だよ」



「あのね…樹里ちゃんが高熱で寝込んでいるんだって。今日母さんプリン作ったし…こないだなぜか樹里ちゃんの傘あるし……」


もう言いたいことが分かった気がしたぞ。



「だから、お見舞い行ってらっしゃい。一樹☆」



やっぱりな