「一樹くん…私、帰らなきゃ行けないから…また、明日ね」


そう言って、美保は帰っていった。


その言葉で、俺は我にかえった様にハッとした。


そして、樹里の傘を拾って、自分のうちに帰ることにした。


なんだったんだろう。

樹里…どうしたんだろう。