美樹の教室をそっと覗いてみた。
…いた。
横にいる女と、話してる。
でも、やっぱり分かるんだ。
元気がない。
今は自由時間だから、教室には人もまばら。
―――ガラッ
話してた美樹が、ふっと振り返る。
俺の顔を見た瞬間、美樹の顔がゆがんだ。
俺は見逃さなかったぞっ。
「美樹、ちょっと来て」
ちょっとイラっとしたから、わざとでかい声で言ってやった。
美樹は、すげぇ悲しそうな顔をして、こっちに来た。
とりあえず、2人で話せる場所に行こう。
やっぱり屋上かな。
屋上に向かう途中、俺たちの間に流れる空気だけ、止まったような気がしてた。
…いた。
横にいる女と、話してる。
でも、やっぱり分かるんだ。
元気がない。
今は自由時間だから、教室には人もまばら。
―――ガラッ
話してた美樹が、ふっと振り返る。
俺の顔を見た瞬間、美樹の顔がゆがんだ。
俺は見逃さなかったぞっ。
「美樹、ちょっと来て」
ちょっとイラっとしたから、わざとでかい声で言ってやった。
美樹は、すげぇ悲しそうな顔をして、こっちに来た。
とりあえず、2人で話せる場所に行こう。
やっぱり屋上かな。
屋上に向かう途中、俺たちの間に流れる空気だけ、止まったような気がしてた。