陸のお嫁さんになりたい。


陸を誰かに奪われたくない。


ずっと一緒にいたい。






もう、私は陸のとりこだった。






「おい、まこ?」


「ん?あ、ごめん。ボーっとしてた」


「顔赤いぞ」


「だって、陸にドキドキしてるから」


「お前、また俺の下半身をいじめる気か?」





陸と私は、遠くから走ってくる龍之介とレナを見つけた。


陸は、ふたりに見つからないように海に潜る。


どうやら、まだ見つかっていないようだ。