―続―きゅんきゅん同盟

龍之介、良かったね。


本当に一途に想い続けていた。




レナは陸のことが好きだった。


そのことを龍之介は知っていて、それでもレナを想っていた。





一度、陸がレナと付き合ったことがあった。



後から、それは私を守るための手段だったんだと知ったけど……





レナがここまで龍之介を好きになるとは正直、思っていなかった。




「すげーよな。龍之介は、不可能を可能にする男だよ」



陸はそう言っていた。



本当にそうだね。





レナの心を動かしたのは、龍之介のまっすぐで純粋な愛だった。