あー、うざい。 不必要に毎日毎日取り巻く女達も、顔色を伺う教師も、無駄に馴れ馴れしい男も。 「瑛人?どこ行くの?」 立ち上がる俺の制服を掴む女の媚びた瞳と目が合う。 「…帰る」 面白い事なんて何にもない。 この教室には。