妖魔03(R)〜星霜〜

「吟、戻すぞえ」

龍姫が吟の周囲の地に魔法陣を描き、呪文を唱える。

本来、妖魔五人でしなければならない事を、お吟さんや龍姫は一人で行う事が出来る。

お吟さんの場合は、魔力を含んだ水を用いて行っていた。

姫ちゃんは大妖魔だけあって、魔法陣以外に何も用いてはいない。

数分後には、魔法陣が光り始め、吟は狐の姿から人間の姿へと戻った。

狐自体には何も着用していなかったので、裸のままである。

その後、近くにいた龍姫に唐突にキスをする。

「むー!」

龍姫自身もいきなりの事で驚いているようだ。

「ぷはあ、お前の口の中はいつ味わっても飽きないアルな」

いつというからには、何度かやっている事なのだろうか。

「もうせぬと約束したではないか!」

「アチシは気に入った女に色々と仕込みをしたいアルよ」

龍姫の頬を舐める。

お吟さんはバイセクシャルなんや!と叫びたくなる。

美咲の時だって、気にしなかったしな。

本当に、性に関しては幅広い女性だ。

「むう、長年会っておらんとはいえ、丞ちゃんの前で何てことしてくれたのじゃ」

涎のついた口元を拭きながら、龍姫は抗議する。

「そんなに丞が好きなら、お前も丞とすればいいアル」

「そ、そなた、もう丞ちゃんに手をつけたのか!?」

「細かい事は良いアル。それよりも、お前の汁が飲みたいと、口を広げて待ってるアルよ」

目の前で女性二人が絡んでるシーンを見せられれば、誰だって開いた口が塞がらなくなるだろう。