妖魔03(R)〜星霜〜

雨が止み、しばらく経ちました。

私はマヤさんが空の彼方まで飛べるように火葬します。

「一人で炎を見つめるというのはセンチメンタルを感じずにはいられませんね。そうは思いませんか?風間さん」

闇から出てきたのは、黒のスーツの風間さんですね。

「お前、変わったな」

「おや、私の変化に気付いてくれるとは、よく見てくれてますね。アナタと共にキャンプファイヤーでお祭気分になりたいところですよ」

「今はそんな気分になれるほうがおかしいとは思うがな」

「そうですかね?私としては大げさにして少しでも伝わったほうが、マヤさんも心を弾ませると思いますよ」

しかし、風間さんはここにどの用事があったのでしょうか。

やはり、キャンプファイヤーに憧れているのでしょうかね。

「お前はこれからどうする?」

「おや、私の進路の事を心配してくれるとは、あなたの心遣いに感謝しなくてはなりませんね」

「気にしなくていい」

いつもながらに思うのは、風間さんの心が広くて眩しいという事ですね。

「持国の部下さん達には申し訳ないんですが、お金を拝借して出ようと思っていますね」

「そうか。お前もここを出るのか」

「おや、風間さんもですか。これは赤い糸で結ばれているといっても過言ではありませんね」

「気持ち悪い事を言うようになったな。私は、世界を知るために組織に所属する。だから、ここを出なければならない」

「おや、それは素晴らしい心がけですね。お金はどうするのですか?」

「ミス広目が置いていった分がある」

「彼女はすでに廃墟にはいないんですね」

あの方はルールなど関係ない空を感じさせますからね。