「話はそれだけか?」
「大体の話は済ませた。ところで、近々、紛争を勃発させようとしているようだね?」
只者ではないのは知っていたが、情報が出回るのが早すぎないか。
気を緩ませず、ナイフを作り出す。
「そんなに気を張らなくても良い。紛争でどちらにも加担するつもりはない」
「何故聞いた?」
「廃墟にいる人間は金や権力、争いにしか興味がないので話がつまらないのだよ」
まだ気を緩めてはならない。
「ニ、三聞く」
「何かね?」
「新たなる世界とは、何だ?」
「興味があるかね?」
多聞は背中を見せて、数歩歩く。
攻撃を仕掛けるにも隙がない。
「今の実験では、人間に妖魔のコアと意志を入れ込む事は完成しているのだよ」
私のような、半人半妖の事ではないのか。
「幾多もの実験を繰り返し、高い確率で成功する事が出来るようになっている。だが、半妖に妖魔のコアと意志を入れ込む事は一度も実験していない」
「そこで、私という事か」
「ああ、君が協力的であるならば、実験させていただこうと思ったのだがね」
「成功するのか?」
「応用すればいい。だが、確実ではない」
「だとすれば、信用は出来ない」
強くなる事は必要だ。
だが、時間のない時に、失敗は許されないのだ。
それに、今日始めてあった少年に身体を託せるわけがない。
少年が多聞であるという事も、信じたわけでもない。
「大体の話は済ませた。ところで、近々、紛争を勃発させようとしているようだね?」
只者ではないのは知っていたが、情報が出回るのが早すぎないか。
気を緩ませず、ナイフを作り出す。
「そんなに気を張らなくても良い。紛争でどちらにも加担するつもりはない」
「何故聞いた?」
「廃墟にいる人間は金や権力、争いにしか興味がないので話がつまらないのだよ」
まだ気を緩めてはならない。
「ニ、三聞く」
「何かね?」
「新たなる世界とは、何だ?」
「興味があるかね?」
多聞は背中を見せて、数歩歩く。
攻撃を仕掛けるにも隙がない。
「今の実験では、人間に妖魔のコアと意志を入れ込む事は完成しているのだよ」
私のような、半人半妖の事ではないのか。
「幾多もの実験を繰り返し、高い確率で成功する事が出来るようになっている。だが、半妖に妖魔のコアと意志を入れ込む事は一度も実験していない」
「そこで、私という事か」
「ああ、君が協力的であるならば、実験させていただこうと思ったのだがね」
「成功するのか?」
「応用すればいい。だが、確実ではない」
「だとすれば、信用は出来ない」
強くなる事は必要だ。
だが、時間のない時に、失敗は許されないのだ。
それに、今日始めてあった少年に身体を託せるわけがない。
少年が多聞であるという事も、信じたわけでもない。

