妖魔03(R)〜星霜〜

私はビルまで運ばれた。

「風間、部下でもない人間をビルに入れるのは止めろよ」

ビルのフロントにいた男が話しかけてくる。

「私はこの男を助けたいだけだ」

「残念だが、今は運動中だ」

「ミス広目には悪い事をするかもしれないな」

男を素通りして、上階へと上がっていく。

辿り着いた先は、広目の部屋の前。

風間はノックもする事無く、扉を開けた。

その先では、広目が男女の情事を行っていた。

「んー、アチシのストレス発散中に何を入ってきてるアル?」

不機嫌そうな声で問いかける。

「助けてもらいたい男を連れてきた」

広目は私の姿を見つけると、乗っていた男から離れる。

「まだ生きていたアルか」

下の男は空気を呼んでか、服を持って部屋を出て行った。

「まだ?」

「お前の事は面白いと思っていたアルが、本当に、子宮に響く事をやってのけるなんて予想外アルなあ」

私がビルに入れば、捕まる事を解っていた?

「知っていた、のか?」

「持国が自分の娘と様々なプレイをしている事も知っているアル」

私の中で、再び何かが切れた。

「ああ、ああああ、あああああああ!」

私が暴れると、油断していた風間が手を離す。

「殺してやりますよ」

口の中に針を作り出し、走りながら吐き付けました。

広目は人差し指と中指で受け止めます。