妖魔03(R)〜星霜〜

回復が終了し、野川さんが飛行場へ旅立とうとします。

乾萌黄さんが見送りの言葉を捧げます。

「子鉄、あなたの出来る事をするですの」

「総長、いえ、母さん、我が侭を聞いてくれて、ありがとう」

「クソボケに痛いゲンコツ、一発かましたれや」

「はい」

乾雲丸さんも今か今かと待っていた待機がとかれて、口を開きます。

「世界を揺るがすは明鏡止水」

「師匠、救います」

「お前の行動は必ずしも上手くはいかない!だが、苦境の先に待つのは、成長した自分!ZEROからONEにステップアップ!」

「ありがとうございます」

気絶していた乾瑠璃子さんが起き上がり、野川さんにしがみつきます。

「子鉄ネエ、どうしても行くの?」

「そうね」

「じゃあ、アタイも連れてってよ!」

「駄目よ。あんたはまだまだ日本でやる事があるわ」

「何いってんのよ!アタイだって力に、ゴバ!」

乾萌黄さんからエルボードロップを背中に決められ、再び気絶してしまいます。

「瑠璃子、力に頼ろうとするあなたの捻くれた根性を叩きなすですの」

そして、最後に私と龍姫さんの前に立ちます。

「世話になったわね」

「そなたに丞ちゃんをちょっとの間だけ任せてやるのじゃ」

「任されたわ」

「おやおや、野川さんが世界デビューをするのなら、サインでも貰っておきたいところですねえ」

質屋に流さば高値になる事は間違いないですね。