「あんた達はそっから逃げな」
洋子の指先はベッドに向いている。
「下に通路でもあんのか?」
「よく解ってんじゃん」
ベッドの横を持ち上げて、床を見ると正方形の両扉がひっそりと佇んでいた。
RPGでよく見る風景だが、実物で見るのは初めてだ。
扉の先は階段になっているようだ。
「ティア、チェリーを頼む」
二人を先に促す。
親父達が用意しているのだから、先に危険は少ないだろう。
それに、チェリーは俺に近づきたくはないはずだ。
だからこそ、今はティアに任せた方が良い。
チェリーは俯きを変えずに、地下二階へと降りていった。
「洋子さんって言ったか、退魔師なのか?」
「そ、たまたま蛍に呼ばれたら、基地だったってわけよ。だからさあ、疲れたお姉さんの事、癒してくんない?」
「たまたまって、この島に何の問題なく来れるのか」
「行ける場所は限られてるけど問題ないよっと、誘いをスルーすんならあんたも早くいきなよ」
「ああ」
俺も地下の隠し通路へと降りていく。
「おい」
上の扉を閉めようとしたところで、親父に呼び止められる。
「何だよ?」
「女の子を泣かせるなよ」
「お前が言うな!」
怒りを覚えながら、壊れるくらいに強く扉を閉めた。
洋子の指先はベッドに向いている。
「下に通路でもあんのか?」
「よく解ってんじゃん」
ベッドの横を持ち上げて、床を見ると正方形の両扉がひっそりと佇んでいた。
RPGでよく見る風景だが、実物で見るのは初めてだ。
扉の先は階段になっているようだ。
「ティア、チェリーを頼む」
二人を先に促す。
親父達が用意しているのだから、先に危険は少ないだろう。
それに、チェリーは俺に近づきたくはないはずだ。
だからこそ、今はティアに任せた方が良い。
チェリーは俯きを変えずに、地下二階へと降りていった。
「洋子さんって言ったか、退魔師なのか?」
「そ、たまたま蛍に呼ばれたら、基地だったってわけよ。だからさあ、疲れたお姉さんの事、癒してくんない?」
「たまたまって、この島に何の問題なく来れるのか」
「行ける場所は限られてるけど問題ないよっと、誘いをスルーすんならあんたも早くいきなよ」
「ああ」
俺も地下の隠し通路へと降りていく。
「おい」
上の扉を閉めようとしたところで、親父に呼び止められる。
「何だよ?」
「女の子を泣かせるなよ」
「お前が言うな!」
怒りを覚えながら、壊れるくらいに強く扉を閉めた。

