妖魔03(R)〜星霜〜

おや、辺りの人たちが驚いた顔をしていますね。

相手の居所がわかればスペシャルイリュージョンの威力は一撃必殺でKOですね。

「む、この変態めが!」

隣で声をかけてきたのは、買い物袋を手に提げた葵さんです。

「おやおや、日常的姿がよく似合いますね」

「パパ!?」

隣には摩耶さんの姿もあります。

「仲のいい所を見る事が出来るとは、今日はとても運がいいですよ」

「パパー!その格好どないしたん!?」

摩耶さんが私の傍によって、周りを見て回っています。

「狐さんのバーナーで少し炙られたんですよ」

「うわあ、どっか傷ない!?いける?」

「摩耶さんの高速移動を見たら元気になりましたね」

「よかった!ほんま良かった!」

摩耶さんが習得済みの跳躍抱きつきで首に抱きついてきます。

「外道!恩師・摩耶を泣かせましたね!許しはしませんぞ!」

スーパーの袋の中に入っていたネギを振り下ろしてきます。

「おやおや、何でも武器にする考え方は買いたいですね」

摩耶さんを抱えながらサイドステップで避けると、ネギが空を斬り地面へ叩きつけられます。

「コラー!葵!食べ物に何してんねん!」

「恩師・摩耶!これは必要な事だったんです!」

「必要もくそもあるかい!」

「ナイスミドル!」

摩耶さんが私から降りて、葵さんに飛び膝蹴りをあごに決めます。

「ほんま、ウチらがどれだけ食べ物を大切にしてるか、解ったか!?」

「恩師・摩耶、すみません、私とした事が、あなたの泣き顔を見て焦ってしまいました」

「ふん、まあ、ええわ」

「何がいいのよ!これ、私の自腹じゃない!」

後ろの方から財布を覗きながら、歩いてくる飛鳥さんがいますね。