「お兄さんさ、少し変わった匂いするね」
人間と妖魔の混じった匂いは、島の妖魔なら鼻につくかもしれない。
「カメリアになら、話してもいいな」
「一応は、私の事を信用してくれてるんだね」
「カメリアもそう言ったじゃないか。それが嘘でも本当でも、信用してくれてる者に対しては信用しようと思ってるんだ」
「お兄さん、いつか痛い目に遭いそうさねえ」
「自分で決めた事ならば後悔しねえよ」
それが、誰かと共存するための一歩だ。
「大丈夫、信用していいよ。お兄さんの事を聞かせて」
「俺は、日本という国から来たっていうのは、嫌というほど話したよな?」
「そうさね」
「島ほど殺伐とした世界じゃないんだけど、人間と妖魔の世界に別れてるんだ」
「へえ」
「そこには話せば解る者もいる。だから、人間の男と妖魔の女が子供を産んだ」
「夢物語みたいな話ね。それが、お兄さんだっていうのかい?」
「俺は、人間と妖魔の混血種なんだ」
「通りでね」
「勘付いていたから、別に驚く事でもなかったか?」
「これでも驚いてるよ」
だからといって、わざと驚いたフリなどはしない。
「でも、全てが幸せになるかどうかなんて解らないんだよな」
「そうかい?」
「俺のところはそうだったよ」
「そうかい」
カメリアは黙って俺の話に付き合ってくれている。
「悪い、暗い話になっちまった」
「信用してるなら、気を遣わない」
「ああ」
余計な事を言ってしまったか。
「お兄さん、降りよっか」
「そうだな」
人間と妖魔の混じった匂いは、島の妖魔なら鼻につくかもしれない。
「カメリアになら、話してもいいな」
「一応は、私の事を信用してくれてるんだね」
「カメリアもそう言ったじゃないか。それが嘘でも本当でも、信用してくれてる者に対しては信用しようと思ってるんだ」
「お兄さん、いつか痛い目に遭いそうさねえ」
「自分で決めた事ならば後悔しねえよ」
それが、誰かと共存するための一歩だ。
「大丈夫、信用していいよ。お兄さんの事を聞かせて」
「俺は、日本という国から来たっていうのは、嫌というほど話したよな?」
「そうさね」
「島ほど殺伐とした世界じゃないんだけど、人間と妖魔の世界に別れてるんだ」
「へえ」
「そこには話せば解る者もいる。だから、人間の男と妖魔の女が子供を産んだ」
「夢物語みたいな話ね。それが、お兄さんだっていうのかい?」
「俺は、人間と妖魔の混血種なんだ」
「通りでね」
「勘付いていたから、別に驚く事でもなかったか?」
「これでも驚いてるよ」
だからといって、わざと驚いたフリなどはしない。
「でも、全てが幸せになるかどうかなんて解らないんだよな」
「そうかい?」
「俺のところはそうだったよ」
「そうかい」
カメリアは黙って俺の話に付き合ってくれている。
「悪い、暗い話になっちまった」
「信用してるなら、気を遣わない」
「ああ」
余計な事を言ってしまったか。
「お兄さん、降りよっか」
「そうだな」

