『寒い‥今年は雪が多いね‥』

私たちは、こたつの中に手を入れながら外の景色を見ていた。


『そうだ!時間が取れたら2人でボードに行くか?やってみたかったんだろ?教えてやるよ。』


『本当!?やったね。じゃあ休み取って1泊するっていうのはどう?』


『いいな。愛、いつがいい?記念日の22日にするか?』


今月は‥

『私は‥24日がいいな。‥なんてね。冗談だよ!!聡きっと忙しいもんね。22日にしよう』


『いいよ』

聡の声が小さくて、よく聞き取れなかった。


『えっ?今‥なんて言ったの?』


『だから、24日でいいよって言ったの』


『仕事は?』


『休み取るよ。彼女がクリスマスイヴは一緒に過ごしたいって言ってるって(笑)』


『大丈夫‥なの?』


『その代わり、記念日の22日は半日、仕事になると思うけど‥それでもいいなら』


『いい!いいよ!!
嬉しい。クリスマスイヴ‥一緒にいれたらいいなって思ってたから本当に嬉しい』


『そんなに喜ぶとは思わなかった(笑)』


『クリスマスイヴは特別だもん。早く計画立てて予約しないと』

私はパソコンを開いて電源を入れた。


『女って‥』

そう言いながらも、聡もパソコンにかじりついていた(笑)