健吾side



「っ亜実」



嘘だろ?



亜実がここにいるなんて




俺は驚きと嬉しさのあまり先輩の存在を忘れ、亜実と抱き合ってしまった





「ファイト!」



不意に聞こえたその言葉




亜実の体を離し、後ろを振り返った



そこには先輩の走り去っていく姿があった




「先輩!」





なんで行くんだよ?!



アドレスまだ聞いてねぇよ!!