大陸の冒険 アダナレロと天空の島

「それって、」
「ああ。俺たちに掛けたんだ。世界の平和を。」
僕は迷っている。本当にこれでよかったのか?間違ってはいなかったのだろうか?
「さあ、おしゃべりはそこまでだ!」
「さあ、頑張るか。」
「でもどうやって?札じゃ敵わないよ。それに協力な武器なんて。」
武器。すると、心の中から聞こえてきた。
「ポシェットの中を見るんじゃ。それはワシには扱えなかった一枚の札がある。」
この声はガタナさん。つまり村長だ。ガタナさんが何か話しかけて来る。
「もしかしてガタナさん?」
僕は問いかける。
「そうじゃ。正俊君に頼みがあるんじゃ。」
「なんですか?」
「その。その希望の光で電竜を倒して欲しいのじゃ。」
「でも、村長でさえも扱えなかった札を僕が?」
「きっと使えるはずじゃ。お前さんならきっと優しさが札に届いてくれる。」
ガタナさん。僕のために、わざわざこんな貴重な札まで。
「ガタナさん!僕最後まで頑張ります。諦めない!何事もやる!最後まで。」
「その意気じゃ!」
ふと、世界が変わった。元の所にいた。