大陸の冒険 アダナレロと天空の島

「これで、良かったんですか?」
仁志が言った。
「いいんじゃ。」
ガタナさんが言った。

「みんなに気づかれないうちに、調べておくのじゃ。」
「はい。これで今までのことはチャラにできますか?」
「できるじゃろう。今までのことは記憶をなかったことにしておくから。」


ガタナさんと仁志君のこっそりの話は誰も聞こえなかった。
しかし、これが後から騒動することになるだろうとは誰も知らなかった。