瀬戸は楽しそうにスポーツドリンクを飲みながら、山田と自分の座っているベンチに俺を誘い込んでいる。 莉央と川崎も休憩取らせたばかりだし…、、、まあいいか。 …と思って、俺は瀬戸の誘いに乗った。 「…山田は?調子、どうだ?」 俺は、まだ何も喋っていない山田に話しかけた。 山田は以前に比べるとだいぶ口数が増えたが、たまに練習に集中している時は無言になることがあった。