…あんな弱っちい奴に、莉央を任せられるか!!




俺はすぐにそいつに駆け寄った。





「おい!何があったんだ!?」




その男子生徒は、少し焦った様子で言った。




「この人、階段から落ちたみたいで、足が…」





何!?

莉央が階段から…?




俺はとっさに莉央の足をチェックした。




…確かに、左足をひねってるようだ。




とにかく、手当てだ!