※※ そのころ、兵庫の部屋に、兵庫に似た、顔の美人が、訪れていた。 そして、麗がまた忘れて行ったピアスを見つけて、 「ま、いいわ。卒業するまでは」 呟いていた。 そのあとは、副社長の娘さんと結婚してもらわないといけないんだから。 今は、報告しないであげるけど。 彼女は兵庫の姉だった。 自分が来た証拠に、ピアスを靴箱の上において、そこを出た。 ※※