もう女の子と遊んだりしない。 そう言った次の日から、本当に日向は女の子と遊ばなくなった。 今まで毎日のように裏庭でキスしていた場所は、いつしか女の子達の失恋の場へと変わっていた。 そして私一人だった図書室には、ひとつ。 ぬくもりが増えた。 「キスしよっか。」 そう言って、今日で何度目かになるかわからないキスを私達はする。