『一緒じゃないですよ。』 この段階であたしは、感づいていた。 だって…、いつもの事だもん…。 「アキヒロ、今女といるかも。どうする?」 ほら、 やっぱりね。 『どうする?って…どうしたらいいですかね?(笑)』 アキヒロの家まで、歩いては行けない距離。 あたしはまだ16歳。 車なんて持ってないし、だいたい、免許すらないもん。 行きたくても、行けないし… むしろ、行った所で…どうしたらいいか…分からない。