「ふぅ~スッキリした。」



マジスッキリした。



駿にはわりーことしたけど、



しつこいバツだ。



うんうん。



「亮ちん…スッキリとか…マジヒドイ…」



「は?…ってか、」



「ん?」



「新田クン?HRは静かに…な?」



「あっ…」



「プッ…ダセ…」



「うっさい!!」



そしていつの間に来ていたのか、



センセーの一言によりポカンと口を開ける駿を見ながら鼻で笑った俺は、



「よーし。お前ら!!宿題出来てんだろーな?俺の教科の宿題…そーだなあ…おっ!!とりあえず、読書感想文、出席順番に持って来いっ!!」



「「「えぇー!!」」」



読書感想文…



なかなかマニアックなのから集めんな…



でも、俺は出来てるから…問題ナッシング!!



「読書感想文…っと…」



昨日、バッグの中に入れたはずの原稿用紙をガサゴソと探った。