ハルの爽やかな香りがふわふわ漂う。 ……昔と変わらないハルの匂い。 もう何度も嗅いだことあるのに、あたしは顔が熱くてしょうがない。 な……何この顔の熱さは! 熱!? 熱なのか?! 「ん?つーか何で美咲はこんなところにいんだよ、食堂じゃないの?あと夏生は?」 ほっぺたに手をあてて冷やしながら、あたしは答えた。 「ん~何か告られた?」 「ええええ!?」 ……驚きすぎ そんなにあたしが告白されんのがおかしいの? 「あ……相手は?てか、返事は?」 興味深々のハルは、真顔で顔を近付けてくる。