君に伝えたい











「お前は?進路、どうするんだ?」






「進路?」






黒板を見ると、『進路について考えよう』と書いてある。







……まだ高校入ったばっかだよ~?





もう進路の事考えなきゃいけないの!?






「……別に今決めなくてもよくないスか?」




「完璧に決まってなくていい。大雑把でいいから将来を考えてみろ」





……将来か




一応決まってるけど…


……お恥ずかしい。





「ま、お前はどうせ何も考えてないだろ。真面目な部分なんて一欠片もないしな。」






「………………」







勝手に解釈して、


あたしの事解ったような事言いやがって。





すべてが適当……?

ざけんな!。

お前が何をしってんだよ!。



あたしの何をしってんだよ!。




レジにでも打たれちまえ!



…中学の時から、先生はみんなこんな人ばっかり。






だからギャフンと言わせたくて、勉強は家で死ぬほどやってる。






「お前はいいよなぁ~ラクで、どうせ授業聞いてれば頭良くなれる体質とか何かだろ?。」





そんな奴居るわけないじゃん。

何を根拠に語ってんだ


努力してるから頭良くなれるんだよ。