「以前の僕は、先入観の塊でした。
"異人類種は何をするかわからない。特に羽付きは簡単に人を殺す"って…」
恥ずかしい事に、とその若い憲兵は顔を真っ赤にした。
「違ったんです。
同じ人間なんです。
言葉だって通じるし、ここまで差別されるいわれは何処にもないじゃないですか……あれ?チェオさん?」
片手で顔を覆っているチェオに気付き覗き込む。
「っ…すまん…感動しただけだ」
温かかった。
温かいトリの言葉に、胸が締め付けられた。
声を枯らして訴えた事もあった。
それを今、誰より知って欲しかった普通の人間であるガイカスが本気でそう思ってくれている。
一般で正論である考えが間違っていたのだと恥じてすらいる真っ直ぐなその姿が眩しかった。
涙が止まらない。
「じゃあ、チェオさんはその日初めてリカルド殿にお会いしたんですね?」
「あぁ」
リンはいつも戦争には出兵しないと言っていた。
あれほどの力を持ちながら…いや、持っていたからだと言うべきか。
そしてリン失踪から数日、リンやチェオの予想に反して戦争の通知は出されなかった。
そして最近での妙な出来事がもう一つ、
「他の羽付きの人達がいなくなってる?」
「少しずつなんだがいなくなってるらしいんだ」
「それは、何処で?」
「友人の兎鬼螺が言っていた」
そう言うと、トリはあからさまに眉根を寄せた。
「どうした?」
「実は…ここのところ憲兵も何人かいなくなってるんです」
"異人類種は何をするかわからない。特に羽付きは簡単に人を殺す"って…」
恥ずかしい事に、とその若い憲兵は顔を真っ赤にした。
「違ったんです。
同じ人間なんです。
言葉だって通じるし、ここまで差別されるいわれは何処にもないじゃないですか……あれ?チェオさん?」
片手で顔を覆っているチェオに気付き覗き込む。
「っ…すまん…感動しただけだ」
温かかった。
温かいトリの言葉に、胸が締め付けられた。
声を枯らして訴えた事もあった。
それを今、誰より知って欲しかった普通の人間であるガイカスが本気でそう思ってくれている。
一般で正論である考えが間違っていたのだと恥じてすらいる真っ直ぐなその姿が眩しかった。
涙が止まらない。
「じゃあ、チェオさんはその日初めてリカルド殿にお会いしたんですね?」
「あぁ」
リンはいつも戦争には出兵しないと言っていた。
あれほどの力を持ちながら…いや、持っていたからだと言うべきか。
そしてリン失踪から数日、リンやチェオの予想に反して戦争の通知は出されなかった。
そして最近での妙な出来事がもう一つ、
「他の羽付きの人達がいなくなってる?」
「少しずつなんだがいなくなってるらしいんだ」
「それは、何処で?」
「友人の兎鬼螺が言っていた」
そう言うと、トリはあからさまに眉根を寄せた。
「どうした?」
「実は…ここのところ憲兵も何人かいなくなってるんです」



