「人間にとっては僕みたいな『羽付き』だって立派な化け物だ。」 メイスフォールはすっきりしたように「なるほど」と呟いた。 「遅くなってごめんね。スープがちゃんと煮えてなくて…はいっどうぞっ。」 木で作られたスープ皿を差し出す笑顔を見て、僕の直感が、彼女は信用しても良いと伝えていた。 薬草で作られたスープは、温かくて、 ほんの少し苦かった。 .