「気になる」






ナオは膨れっ面で言った







『気にするな』




「夜も眠れない」




『なら寝るな』




「イジワル」




『ジェントルメンでしょ』




「どこが?」




『全て』




「一回辞書ひいた方がいいよ」




『オレの成績知らない?』




「小学校までは私の方が良かった」




『何年前の話だよ』




「すいませんねぇ頭悪くて」




『成績とか関係ないだろ。ナオはナオ』