ねえ、イツキ。 あたしね、やっと分かったよ。 あたしはあなたさえそばにいてくれたら、他に何もいらない。 あなたがずっと笑っていてくれたら、あたしはそれだけで十分幸せなんだ。 「あ…」 その時。 きらり、と空の彼方でそれは小さく光った。 「…流れ星だ!」