――ねえ、イツキ。 知ってた? あの時、あたしはあなたに恋をした。 …ううん。 もしかしたら初めて会ったときから、あなたに恋をしていたかもしれないね。 どんな時もあなたはあたしを助けてくれた。 そして必ず大丈夫か、と優しい声をかけてくれるんだ。 まるでスーパーマンみたいだったと話すと、あなたは照れくさそうに笑ったね。 イツキ。 ねえ、イツキ。 もうあなたの優しい声を聞くことはないの? イツキ。 ねえ、イツキ。 お願いだから 答えて。 ――― ―――――――――