今更


ただの幼なじみには戻れない。


戒めのように残る、ミコトの傷跡にキリキリと胸が痛んだ。



あの日に

誓ったはずだった。



ミコトを

ただ、守るだけでいようと。



本当はもう

限界だったのかもしれない。


ミコトを守り通したいなら、



いっそ



離れてしまうべきだったのに。