レジで勘定を済ませ、 店を出た私たち。 すると 彼はまた私の肩を 抱いた。 そして もう片方の手で 一度だけ私の髪を 撫でてから 目の前の道路に 向かって手を挙げた。 タクシーが一台停まった。 彼はそれから、 もう一度私の肩を 強く抱き寄せて 私の耳元で 「気をつけて帰ってね。 またあとでね」 そう言って それからタクシーチケットを 手渡してくれた。 「ありがとう!」 とびっきりの笑顔で 彼にお礼を言って 私はタクシーに乗った。