コンコン




「どうぞ」




中からお兄ちゃんの声がしてあたしはドアを開けた




「ねぇねぇ…お兄ちゃん…」




「ん?なんだよ」




お兄ちゃんはメガネをかけて本を読んでいた




「どうして…昨日…あんなことしたの?」




お兄ちゃんは、そっとこっちの方を向いた