紅潮した頬と、こちらを真っ直ぐに見つめる瞳。 その真剣な表情に、胸がトクンと高鳴る。 危うくピンクの妄想に突入しそうになった自分を心の中で殴りつけて居ると、女の子の口が動いた。 「バンド、やめないでください!!」 …へ? ぽかん、と口が開く。 目を見開いたままの俺の頭の中は、ハテナマークを背景に女の子の言葉が児玉していた。 …バンドやめないで下さい? 「…はあ?」 やっと搾り出した声は、そんな、情けないもので。