「美鈴?」 「なっ・・何でもない。お風呂入ってくるね!」 淳希から逃げるように、私はお風呂に行った。 「うわあ・・・」 初めて入るお風呂に目をパチパチさせる。 お風呂にはテレビもあって、まるでホテルみたい。 「気持ちいい~」 真っ白なお湯に入り、さっきの淳希を思い出した。 また顔が熱くなる。 今日お泊まりって・・そーゆうことだよね。 淳希だから、可能性はないと思うけど。 きっとないよね、うん。 勝手に言い聞かせて、私は熱を冷ましながらお風呂を出た。